ターゲットを見据えていればロケ地にも工夫がされたのに… 『RED SHADOW 赤影』

監督　中野裕之
脚本　斉藤ひろし　木村雅俊

出演者 　安藤政信　奥菜恵　村上淳　竹中直人　陣内孝則

昭和40年代に大ヒットしてテレビシリーズのリメイクで、東映創立50周年記念作品として制作された作品です。

時代劇、それも忍者物となれば、ロケといっても森や山で、あまりロケ地が注目されることはないと考えるのが普通。
実際、この作品では特にロケについての話題はありませんでしたが、それはファン（マニア）を理解していながった証拠。
興行成績から見ても、コアなファンがいたのにその方たちを取り込めなかったのは、戦略的失敗といえるのではないでしょうか。

実は、昭和40年代に放映されたテレビシリーズには、いまだに根強いマニアの方達がいて、今でも時折『ロケ地めぐり』を企画されているようなのです。

昭和40年代に使用された撮影場所がいまだに残っているのかとも思うのですが、そこは時代劇。
街中なら、まったく面影は残っていないでしょうが、時代劇のロケに使われたような場所は、今でも当時のまま残っていたりするようです。

これを考えると、マニア向けのロケツアーなどを企画して、また違った形で宣伝できたかもしれないということになりますね。

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