ロケ地と音楽とが融合したロケ地に行きたくなる作品 『モテキ』 [映画ロケ地紹介]
監督 大根仁出演 森山未來
長澤まさみ
麻生久美子
仲里依紗
真木よう子
『イブニング』（講談社）に連載していた久保ミツロウの人気マンガ元にしたドラマの映画版で、原作の久保ミツロウが、ドラマ版の1年後を舞台にした『オリジナルストーリー』を描き下ろしたという作品。
もてない男に、一生に一度あるかないかとい恋の季節『モテ期』。
このモテキに起こる恋のドタバタを描いたドラマですが、しっかりとしたラブストーリーになっています。
ドラマのときから、ロケ地が話題となっていましたが、今回も、オープニングで主人公の履歴書に書かれた住所が大写しになるという描写から始まり、下北沢で出会って、三軒茶屋で一夜を明かし、青山でモーニングコーヒーという流れは、ロケ地と内容が完璧に一致しているという、大根監督こだわりのスタート。
他にも、三茶駅からワープして、さいたまスーパーアリーナのけやきひろばでPerfume（パフューム）とダンスするシーンや、ドラマと同様に、野外フェス『TAICOCLUB』（長野県こだまの森で開催）でのロケなど、印象的なロケ地がたくさんでてくるこの作品、ドラマがロケ地で話題になったのもうなずけます。
特に、森山未来と麻生久美子がキスをする歩道橋のシーンなどは、道路と川と線路の重層構造が妙に印象的で、そこに流れる音楽とあいまって、本当に印象に残るシーンに仕上がっていますが、このロケ地は小田急線『向丘遊園駅』の近く。
また、仲里依紗との絡みででてくる西蒲田７丁目のスナック（ニュースエヒロ）やキスをする北新宿（淀橋あたり）の街並みは、場末感満点で、これはこれでステキなシーンです。
他にも、森山未来が麻生久美子をふるシーンや、ふられた森山未来が自転車を抱えて階段を上るシーンなど、印象に残るシーンがたくさんありますが、さすがに場所を特定することはできませんでした。
スクリーンに映し出される街並みとバックで流れる音楽が、これほど効果的な映画もめずらしいのではないでしょうか。
そうそう、最後にトリビア的ネタをひとつ。
主人公が勤めるネットのサブカルサイトnatalieは、実在のサイトです。
追伸 … 麻生久美子の名シーン『重い女』のロケ地の写真をアップしました。
モーニングコーヒーは三茶、キャロットタワーの裏のスタバです。青山ではないと思います
by マリオ (2013-02-04 02:01)