印象に残るシーンに欠かせない『坂』と『階段』が、ここでも活躍 『GANTZ PERFECT ANSWER』 [映画ロケ地紹介]
監督 佐藤信介
脚本 渡辺雄介
出演 二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子
『週刊ヤングジャンプ』に連載中の奥浩哉のマンガ『GANTZ』は、アニメ、ゲーム、小説、と多様な展開を見せる人気作品ですが、それを、嵐の二宮と大河ドラマ主演の松山ケンイチで映画化。
アクションやSFといった要素のものは、スタジオ撮影が中心となるのが普通ですが、この作品は、意外とロケも積極的で、物語の象徴的なシーンがロケという場面も多々ありました。
作品は2本に分かれていますが、撮影は一括で行われているので、ロケ地的にもまとめて紹介します。
まず、この物語の始まりとなる電車事故のシーンは『りんかい線大井町駅』。
ここは、途中でハンターたちとの戦闘シーンでもつかわれる場所で、作品的にも重要な場所です。
次に、最初の『星人』であるネギ星人と戦ったのは日野市の住宅街。
正確な町名は伏せますが、半径200m程度の狭い範囲での一気の撮影は、まさに制限された時間と空間で星人と戦うGANTZの設定そのままです。
そして、1話目のクライマックス『おこりんぼ星人』との戦闘は『東京国立博物館』。
もちろん、内部や庭先での戦闘はセットですが、東京国立博物館 を壊してしまうというのは、まさにゴジラ並み。
第2部のPERFECT ANSWERで、仲間同士で戦うのは、神戸市の旧中央卸売市場。
使われていない建物を活用して、商店街を作ったり道路を作ったりと、やはり広い場所でのアクションは見ごたえがあります。
ココまではアクションシーンでのロケ地紹介ですが、この映画でファンの方ならずとも、ぜひロケ地へ行ってみたいと思うシーンは、パワースーツの力を試すために階段から飛び降りるシーンと、デートの約束をするシーン。
ともに、ロケ地めぐりの定番である『階段』と『坂』のシーンなだけに、とても印象的なシーンとなっています。
まず階段でのジャンプシーンは、東急田園都市線の『宮前平駅』の近く。
この階段、ストリートビューでも確認できるという、ロケ地としては珍しい位置にありますから、意外とすぐに見つかります。
そして、ラストシーンとも関連してくる重要な『遊園地のデートでは名前で呼ぶ』という約束をする坂道。
こちらは、東急池上線『雪が谷大塚駅』と『石川台駅』の間ある坂で、ここはストリートビューでは確認ができませんが、確かに、大田区や目黒区らしい線路と住宅街が、いい雰囲気をかもし出す坂道ですね。
ちなみに、その約束を果たす遊園地は『富士急ハイランド』です。
そうそう、デートのシーンといえば、多恵ちゃんが自分の描いたマンガを玄野に見せるシーンでロケに使われたカフェadito(東急田園都市線 駒澤大学)には、GANTZノートという、ロケ地めぐりに来る『嵐ファン』用のノートが置かれているそうです。
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