途中で挿入される眺めが印象的 『真夏のオリオン』 [映画ロケ地紹介]
真夏のオリオン [DVD]
監督 篠原哲雄
脚本 長谷川康夫
出演 玉木宏 北川景子 堂珍嘉邦
太平洋戦争末期、米海軍駆逐艦と日本海軍の潜水艦との息詰まる戦いを描いた作品。
もちろん海戦のシーンにはロケ地は存在しませんが、主人公達の人生を描くシーンでは、豊かな自然や昭和初期を彩る建物が出てきます。
冒頭で北川景子(二役です)が降りた駅は、哀愁のあるローカル線駅と言えばココといっても過言ではない、ひたちなか海浜鉄道湊線の『那珂湊駅』。
ここから時間を越えた旅が始まりますが、最初に出てくる千葉県の『大房岬自然公園第二展望台』からして印象的な景観。
あの雨は、狙いでしょうかスケジュール押しのせいでしょうか、どちらにしても、雨の海岸線と言う日ごろ見慣れていない眺めは記憶に残ります。
この後は、対戦中へと時間が変わり、潜水艦のシーンが続きますが、途中に挿入されるシーンで映るヒロイン『静子の家』などは、やはりロケ地へ出かけたくなる景観。
この建物は、神奈川県津久井町にある木造の建物で、窓の作りやステンドガラスが昭和初期を見事に演出してくれていますね。
そして、ラストでもう一度大房岬自然公園の第二展望台が出てきますが、このときには雨が上がっています。
最初のよどんだ海とは対象的に、青く広がるが主人公の心を表しているのでしょうが、できれば、ここからオリオン座が見えると最高でしょうね。
ロケ地めぐりの旅、なんか企画できるでしょうか。
地域鉄道活性化のため。
(吉田)
by ひたちなか海浜鉄道 (2014-02-19 11:27)