あの公園で雲を見ていたい… 映画『ハラがコレなんで』 [映画ロケ地紹介]
監督 石井裕也
出演 仲里依紗 中村蒼 石橋凌
マイペースで生きる、妊娠9ヶ月のシングルマザーの引き起こす騒動を、『川の底からこんにちは』の石井監督が、石井ワールド全快で描くヒューマン・コメディー。
ほとんどのお話が、主人公が暮らす長屋と昔なじみのレストランで展開されるので、あまりロケ地めぐりには向いていない作品になっています。
お話の中心となるレストランは、エンドロールでも名前が出てくる、新座市の『中華料理かえで』さん。
ラーメン屋さんですが、中の様子は映画そのままのようで、出演者のサインが飾られているそうです。
そして、一番ロケ地めぐりに行きたいと思わせてくれた、お話の舞台となる長屋なのですが、こちらは、群馬県の常磐町にある旧多比良分校という小学校の跡地を利用してのセット。
あれだけの雰囲気をかもし出していたのですが、逆に言えば、セットでなければ出なかった雰囲気かもしれませんね。
映画のラストでは、福島県へと向かってゆきますが、ロケは河口湖で行われたようで、詳細な情報は得られませんでした。
ただこの作品は、主人公の前向きな気持ちが主題となる作品で、それが一番現れていたのが、実はオープニング。
最初に、近藤芳正演じるリストラされたサラリーマンがテレビのインタビューを受け、その後、仲里依紗と出会うこととなる公園は、目白にある『目白台運動公園』。
あのベンチで寝転がって雲を見ていれば、きっと嫌なことなど忘れさせてくれるような気がします。
ちなみに、この公園のお隣は、元総理大臣の『田中角栄邸』。
というか、昭和の時代までは、この公園自体が田中邸の敷地だった場所です。
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