映画の中では迷子になってるけど、実際は行方不明レベルの移動距離 映画『ジャージの二人』 [映画ロケ地紹介]
監督 中村義洋
出演 堺雅人 鮎川誠
長嶋有の小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督が映画化し、いまや視聴率男といっても過言ではない堺雅人が主演した作品。
仕事嫌いの父親と無職の息子との、ひと夏の山荘での日常を描いた作品ですが、中村監督お得意の『限定された場所』でのお話ですから、ピンポイントでロケ地に行くことができます。
ロケ地は群馬県の嬬恋村。
高原キャベツの産地として大変有名ですが、やはりココを有名にしたのは、野外ライブの聖地『つま恋』(静岡県掛川市)との連携でしょうか。
平成20年に『仲良し協定』を結んで相互に情報発信などをしていますが、関東圏の方には「つまごい」は高原キャベツの嬬恋村。関西以西の方にはライブで有名な静岡のつまごいというイメージですかね。
メインとなる別荘は、サンランド別荘地という別荘地の個人所有の山荘で、現在は取り壊されているそうです。
劇中、迷子になったりして意味も無く歩きまわりますが、どれも近隣にロケ地があり、迷子になって電話する湖はバラギ湖、散策で訪れる滝は古瀧。劇中登場したJRの万座・鹿沢口駅も同じ地区にあります。
とはいっても、劇中でも歩きまわってへとへとになるシーンが出てくるこの作品は、実際には歩いてロケ地めぐりをするには『決しの覚悟』が必要。
というか無理!。
山歩きが好きな方以外は、車で行きましょう。
最後にひとつ疑問を。
劇中、唯一携帯が通じる場所としてレタス畑が出てきますが、ここ、嬬恋村ですからもちろん本当はキャベツ畑。
なぜレタス畑という設定にしたのでしょう。
原作を読んでいないので知らないだけですかね。
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