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こだわって、こだわって、こだわって作ったらこうなりました 『ステキな金縛り』 [映画ロケ地紹介]

ステキな金縛り スタンダード・エディション [DVD]監督・脚本 三谷幸喜

出演 深津絵里
    西田敏行
    阿部寛
    中井貴一


三谷幸喜お得意のシチュエーションコメディー。
今回の舞台は『法定』です。

三谷幸喜の映画といえば、さすが舞台出身という感じで、独特なセットを組んでの撮影を思い浮かべますが、今回の作品では、印象的なロケ地を選んで、上手に配置されています。

まず、オープニングから特徴的なマンションが映りますが、これは、最近頻繁にロケ地として使われるようになった、東京目黒区のマンション。

次に、金縛りにあった宿屋として出てくるのが、長野県伊那市高遠町にある築85年という住宅で、伊那谷フィルムコミッションが手配したそうです。
まさに『しかばね荘』という名前にピッタリな建物ですが、あの『しかばね荘』の看板は、撮影後、この住宅の持ち主にプレゼントされたそうです。

そして、メインとなる裁判所ですが、、こちらは最近ロケ地として大人気の名古屋市役所本庁舎。
登録有形文化財の指定を受けている程に重厚な建物は、ドラマ『完了たちの夏』や『華麗なる一族』など、やはり重厚なドラマのロケ地として使用されています。

もちろん法定はセットで、こちらは三谷監督渾身のデザインらしく、番宣やメイキングビデオで、監督自ら解説しているほど。

また、中井貴一が死んだペットの犬と再開するという、重要だけど笑えるシーンは、横浜にあるレストランアルテリーベで撮影されています。

いたるとこに、こだわりと遊びと計算とを配したこの作品。
最高の遊びは、エンドロール出演の大泉洋ではないでしょうか。 

名古屋ロケで偶然再会して急きょ参加することになったそうで、ヒロインにフラれた同僚弁護士・羽柴大輔という名前と衣装が用意されてエンドロールだけに写真出演するという、大泉洋だからのお遊びは、最高のトリビアです。

遊び心に満ち溢れた映画だからこそ、40億円越えという興行収入につながったのかもしれませんね。
ちなみに、三谷作品での最高額は、06年の『THE有頂天ホテル』の60.8億円です。



劇場地図を描こう劇場のある街がん治郎とたろくろのマップハウス


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