東京公園めぐりの旅 『東京公園』 [映画ロケ地紹介]
監督・脚本 青山真治
出演 三浦春馬 榮倉奈々 小西真奈美 井川遥
小路幸也の人気小説の映画化。
ある女性を尾行して撮影し続けて欲しいという奇妙な撮影依頼を受けたカメラマン志望の青年が、このことをきっかけにして、自分の周りの女性たちとの真剣に向き合うことになるというお話ですが、決してラブストリーではなく、ひとりの青年の心の成長を描いた作品です。
タイトルから分かる通り、東京のいろいろな公園が映し出される、ロケ地巡りには最適な作品。
また、公園以外にも、竹芝桟橋の十字架のライトアップは綺麗でしたし、大島の風景やアルバイト先のカフェなど、魅力的でストーリーとも深く関わる場所がたくさん出てくるので、どこへ出かけても映画と一体になることができます。
では、まずはメインの公園紹介から。
最初と最後に出て来るのは『代々木公園』で、ラストで主人公が話をしている大きな木は、中央広場の競技場よりにある木。(なんの木かはわかりません)
そして、次に出てくる、最初に女性を撮影するのがお台場の『潮風公園』。
ここは、以前ガンダムが建っていたあの公園(現在のガンダムとは違います)で、最後にちらりと映るのは、船の科学館の展望台です。
次の『猿江恩賜公園』は台東区にある公園で、横十間川と小名木川に囲まれた公園は、江戸時代に東京が水の都だったことを教えてくれる素敵なところ。
次の『上野恩賜公園』は、説明の必要がないほどに有名な公園ですが、動物園が出てこないとわかりづらいのは確か。
その次の古墳が映った公園は、板橋区と練馬区の区堺にある『城北中央公園』。
園内には古墳や遺跡があり、奈良時代の竪穴住居が復元されていて、画面でもしっかりと映っていましたね。
次のただ一箇所夜のシーンで映る公園は、世田谷区の『赤松公園』。
その直前に映る路面電車は世田谷線ですが、世田谷線は正確には路面電車ではありません。
でも、あのシーンでもわかるように、道路とともに街の中を走っている、とても魅力的な路線です。
次の『光が丘公園』で映る銀杏並木は、最近ロケ地としてよく使われる場所。
そして、最後に堂々と写真を撮っているのが『野川公園』。
初めて、東京23区以外の公園が出てきましたが、木々の背の高さが、さすがに『武蔵野の森』と思わせる絵をなっていましたね。
この映画で、公園以外で行ってみたいのが主人公が働いているカフェ。
ここは、下目黒にある『チャムアパートメント』というお店ですが、ロケ地としてすっかり定番になった目黒川沿いには、まだまだおしゃれなお店があるんですね。
しかし、東京にこれだけの公園があることを、あなたはご存知でしたか。
2012-09-18 01:04
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