ロケ地は都内の穴場めぐり 『BANDAGE バンデイジ 』 [映画ロケ地紹介]
監督 小林武史
脚本 岩井俊二
出演 赤西仁 北乃きい 高良健吾 杏
映画監督岩井俊二の公式Webサイトのワンコーナーとして募集した作品の映画化。
ただし、監督は盟友小林武史。
ストーリー的には、バンド物の定番である『サクセスと葛藤』で、これに、ひとりの少女の自立を織り交ぜたドラマになっています。
オープニングは青春ストーリーっぽく、公園でこれからを語るシーン。
ここは、品川区の高輪公園。
ロケ地としてはそれほど使用されていない場所からスタートしましたが、次にでてくるCDショップは、ロケ地としては超定番店の『ココナッツディスク吉祥寺店』。
ここで新譜のCDを手に入れた北乃きいが歩いている高架下は、吉祥寺から西荻窪への道ではないでしょうか。
この作品、印象的な風景がたくさん出てくるのですが、それほどロケ地が多いわけでなく、ポイントとなるライブハウスは、外観と中が違ったりして、うまく特定できませんでした。
メインとなるスタジオの撮影は、新木場にある貸しスタジオで、木場の貯木場の柵がとても印象的です。
昭和のころまでは、たくさんの木材で海が見えないほどだった貯木場も、今回の作品ではまったく木が映っていませんが、ここが木場と言われたのは貯木場があったから。
でも最近では、東京ゲートブリッジなどもできて、隣町『豊洲』の影響か、おしゃれなお店などが出店してきている、チョッと注目の場所です。
海と言えば、この映画の中でキーポイントとなう曲『元気』をはじめて歌う場所も海の見える場所。
ここは品川埠頭で、工場の夜景などの撮影もココからの眺めです。
やはり、映画の雰囲気を楽しむためには夜行きたいところですが、その場合はだいぶ歩くので注意が必要です。
しかし、なんと言ってもこの作品でぜひ訪れたいのは赤西の住んでいるアパート。
1階が駐車場になっているこの建物は、歌舞伎町にある貸しスタジオで、今でも、映画そのままのたたずまいで建っています。
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