復興へかける仙台の思いが集結した作品 『ポテチ』 [映画ロケ地紹介]
監督 中村義洋
出演 濱田岳 木村文乃 大森南朋 石田えり 中林大樹
原作・ 伊坂幸太郎、音楽・斉藤和義、ロケ地・仙台。
まさに『中村義洋ワールド』前回の作品となっていますが、それだけにハズレはありません。
ロケ地に関しては、『ゴールデンスランバー』以上に積極的に情報発信しれているので、ロケ地巡りの情報もTwitterやYoutubeでたくさんアプされています。
公式ページのロケ地紹介 『ポテチ』公式サイト
特に、市民のボランティアスタッフやエキストラの方は1000人を超えていたそうで、それだけの地元の方に支えられていれば、ロケ地情報が飛び交うのも納得します。
ここまで地域と密着した映画はありません 『ソフトボーイ』 [映画ロケ地紹介]
監督 豊島圭介
脚本 林民夫
出演 永山絢斗 賀来賢人
佐賀県の佐賀県立牛津高等学校で実際にあったエピソードを元にした青春映画。
日本映画の得意とするジャンルだけに、内容はまさに定番といえるのですが、これがロケ地巡りとなるとチョッと様相が違ってきます。
まず、地域とのタイアップ力と言えばいいのか、ロケ地情報の多いこと多いこと。
実際の加速器もあんな風に作って欲しい 『神様のパズル』 [映画ロケ地紹介]
監督 三池崇史
脚本 NAKA雅MURA
出演 市原隼人 谷村美月
機本伸司のSF小説を映画化。
「宇宙は人間に作れるのか?」に挑む、天才少女と偽大学生のお話ですが、恋愛映画ではなりませんがSF映画ともチョッと違う、独特なテイストの映画です。
この映画で一番のロケ地というか驚きは、お話の中心『加速器』が実在のものを使っていることではないでしょうか。
つまり、戦争映画で実際に『戦艦』でロケをするようなもの。
高エネルギー加速器研究機構というところの加速器が撮影に使われているそうです。
もちろんあの『外観』はCGで、あんなのが本当にあったら、観光名所として有名でしょうけれども、でも、いろいろなシーンで映った機械のいくつかは、実在の加速器だそうです。
また、高エネルギー加速器研究機構の施設では見学会が催されているようなので、映画のシーンに映った機械を見ることができるようです。
物語の中心となる大学のキャンパスは神戸大学がロケに協力しているようで、こちらも大学キャンパスロケの定番になりつつある大学。
と思って調べていたら、神戸フィルムオフィスが発行した『kobe_cinemap 神戸シネマップ』という冊子で、神戸大学が『人気ロケ地』で第10位に入っているのを発見。
確かに、『映画が描く』キャンパスっぽいですよね。
観光地ではない京都の街を知ることができる 『天使の卵』 [映画ロケ地紹介]
監督 冨樫森
脚本 今井雅子
出演 市原隼人 小西真奈美 沢尻エリカ
村山由佳のベストセラー小説を映画化。
偶然出会った自分の恋人の姉を愛してしまった青年の苦悩を描く恋愛ドラマ。
京都を中心にロケされているので、なんといっても景色が綺麗ですね。
京都国立近代美術館、京都市動物園、京都府立鴨川公園と、神社仏閣ばかりが目立つ京都の街とは、また違った場所を知ることができる作品です。
舞台となる病院は京都大学や京都女子大学のキャンパスを使って撮影されたようですが、やはり一番印象にこのる映像は、卵をプレゼントする屋上のシーンではないでしょうか。
これは京都大学にある天文台で、学校施設のために入ることはできませんが、その絶景は印象的なシーンとともに忘れらません。
また、紅葉が見事なお寺は、滋賀県の善水寺。
本堂が国宝に指定されているほどで、京都ロケが中心なのに京都のお寺を押しどけてロケに使われただけのことはある名刹ですね。
人形町で七福神めぐり 『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』 [映画ロケ地紹介]
監督 土井裕泰
脚本 櫻井武晴
出演 阿部寛 新垣結衣 松坂桃李 溝端淳平 中井貴一
言わずと知れた、東野圭吾原作の大ヒットドラマ『新参者』の劇場版。
日本橋にある麒麟像の下で起きた殺人事件。
その裏に秘められた事件関係者の悲しみを、刑事加賀恭一郎が探し出すという、ヒューマンミステリーです。
この映画及びドラマに関しては、ロケ地巡りのためにあるような作品のため、公開前からロケ地巡りをブログにアップしている方がたくさんおられてますし、人形町自体が、ドラマの時から強力にバックアップしているので、ロケ地巡り自体がしやすい作品になっています。
ということで、今回はロケ地めぐりを実際にしてきました。
》》麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 ロケ地めぐり
また、この映画の中で使われている『日本橋七福神めぐりマップ』は、三越が発行しているもので、現在は原本ではなく『コピー』しかありません。
そこで、オリジナルで『日本橋七福神おさんぽマップ』を作ってみましたので、もしよかったらダウンロードしてプリントしてみてください。
》》日本橋七福神さんぽ
バブルによって失われた10年は、いろいろな形で描けますね 『ぐるりのこと』 [映画ロケ地紹介]
一味違うロードムービー 『ヴァイブレータ』 [映画ロケ地紹介]
戦闘シーン以外が心に残った戦争映画 『男たちのヤマト』 [映画ロケ地紹介]
監督 佐藤純彌
出演 反町隆史 中村獅童 松山ケンイチ 仲代達矢
辺見じゅんの『決定版 男たちの大和』を原作とした、終戦60周年を記念して制作された作品。
この作品のロケといえば、やはり広島県の尾道に作られた、原寸大の戦艦大和ロケセットが話題になりましたね。
艦首から艦橋付近までの190メートルが再現され、作品公開後は一般公開もされていたそうで、多くの方がブログに写真を掲載されています。
このセットは、2006年5月に解体されましたが、セットの一部は呉市にある『大和ミュージアム』に寄贈されているそういです。
あの長い階段はどこ? 『ジーン・ワルツ 』 [映画ロケ地紹介]
監督 大谷健太郎
脚本 林民夫
出演 菅野美穂 田辺誠一 大森南朋 浅丘ルリ子
海堂尊の長編小説の映画化ですが、舞台は『桜宮市』ではありません。
※海堂作品は、『桜宮サーガ』と呼ばれるほどで、架空の街『桜宮市』が舞台のものばかりでした。
代理母出産を題材にした、ミステリータッチの作品。
医療ものだけに、やはり院内の撮影が多く、景観が印象意的なシーンはそれほどありません。
お弁当を食べるシーなどででてくる噴水のある公園は、神奈川県の相模原公園。
メインとなるマリアクリニックは、本庄市内に有る旧中澤医院で、こちらは『彩の国本庄拠点フィルムコミッション』がロケ地として登録しているので、何度かロケに使われています。
もし、この作品でロケ地を訪れるとすれば、多くの方が主人公の住むマンションのある高台を選ぶのではないいかと思うのですが、あの印象的な階段を探し当てることはできませんでした。
しかし、あんな長い階段を昇った後に、さらにエレベーターも使わずに最上階の自宅へ階段を使うなんて、なんて健康的な暮らしなんでしょうか…。
ロケ地は都内の穴場めぐり 『BANDAGE バンデイジ 』 [映画ロケ地紹介]
監督 小林武史
脚本 岩井俊二
出演 赤西仁 北乃きい 高良健吾 杏
映画監督岩井俊二の公式Webサイトのワンコーナーとして募集した作品の映画化。
ただし、監督は盟友小林武史。
ストーリー的には、バンド物の定番である『サクセスと葛藤』で、これに、ひとりの少女の自立を織り交ぜたドラマになっています。
オープニングは青春ストーリーっぽく、公園でこれからを語るシーン。
ここは、品川区の高輪公園。
ロケ地としてはそれほど使用されていない場所からスタートしましたが、次にでてくるCDショップは、ロケ地としては超定番店の『ココナッツディスク吉祥寺店』。
ここで新譜のCDを手に入れた北乃きいが歩いている高架下は、吉祥寺から西荻窪への道ではないでしょうか。