地元の人にとっては定番スポット ショッピングセンターでの大規模ロケはある面『ご当地映画』? 映画『DOG×POLICE 純白の絆』 [映画ロケ地紹介]
監督 七高剛
脚本 大石哲也
出演 市原隼人 戸田恵梨香
同じ警視庁内にありながら、警察犬ほど注目されない警備犬。
そんな警備犬担当部署に転属させられた熱血新人警察官と警備犬との成長物語。
爆破事件が、すべて『大型商業施設』で起こるという設定のため、大掛かりなロケが敢行され話題となった本作。
最初に爆発が起きるショッピングセンターのロケ地は、広島市の『基町クレド・パセーラ』。
最近では、爆発や火災のシーンはCGで処理することが多いのですが、このシーンでは、オープンセットを使っての、CG無しの爆破シーンが撮影されたそうで、確かに迫力が違います。
団地とは、たくさんの人生が詰まった魅力的な場所 映画『みなさん、さようなら』 [映画ロケ地紹介]
監督 中村義洋
脚本 中村義洋・林民夫
出演 濱田岳 倉科カナ 波瑠 永山絢斗 田中圭 ベンガル 大塚寧々
第1回パピルス新人賞を受賞した、久保寺健彦氏の同名小説を映画化。
団地から一歩も出ずに生きると決めた主人公の、小学校卒業から30歳になるまでの約18年間を描く青春ドラマ。
中村義洋、濱田岳の5度目のタッグであり、濱田岳が中学1年生から30歳までを演じるということでも話題になりましたが、それ以外の出演者も、ある一定の年齢の幅の人生を見事に演じている秀作です。
団地から一歩も出ないという設定でも分かるとおり、ロケ地は完全限定。
あの公園で雲を見ていたい… 映画『ハラがコレなんで』 [映画ロケ地紹介]
監督 石井裕也
出演 仲里依紗 中村蒼 石橋凌
マイペースで生きる、妊娠9ヶ月のシングルマザーの引き起こす騒動を、『川の底からこんにちは』の石井監督が、石井ワールド全快で描くヒューマン・コメディー。
ほとんどのお話が、主人公が暮らす長屋と昔なじみのレストランで展開されるので、あまりロケ地めぐりには向いていない作品になっています。
お話の中心となるレストランは、エンドロールでも名前が出てくる、新座市の『中華料理かえで』さん。
ラーメン屋さんですが、中の様子は映画そのままのようで、出演者のサインが飾られているそうです。
そして、一番ロケ地めぐりに行きたいと思わせてくれた、お話の舞台となる長屋なのですが、こちらは、群馬県の常磐町にある旧多比良分校という小学校の跡地を利用してのセット。
あれだけの雰囲気をかもし出していたのですが、逆に言えば、セットでなければ出なかった雰囲気かもしれませんね。
主人公達の住んでいるところの対比がおもしろい 映画『鍵泥棒のメソッド』 [映画ロケ地紹介]
監督 内田けんじ
出演 堺雅人 香川照之 広末涼子
昨年(2013年)の日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンで、ともに脚本賞を受賞しているこの作品。
確かに、キャラの立った役柄のオンパレードで、さすが内田監督というところですが、ロケ地ということで言えば、ロケ地の魅力というよりも、その選び方が絶妙。
まずは物語の起点となる銭湯。
内部は定番の『明神湯(大田区)』ですが、外観は南武線の矢野口駅前にある玉城湯が使われているのですが、この玉城湯、実はスーパー銭湯できれいなお風呂屋さんなんです。
それをセットで独特の雰囲気に演出。
まさに「つかみはOK」といったところでしょうか。
歴史の映画は、名所旧跡巡りがオススメ 映画『のぼうの城』 [映画ロケ地紹介]
監督 犬童一心 樋口真嗣
脚本 和田竜
出演 野村萬斎 榮倉奈々 成宮寛貴 山口智充
和田竜氏の歴史小説を映画化。
犬童一心と樋口真嗣の共同監督で、脚本は原作者の和田竜氏本人が書いています。
たっだ500人で、2万を超える石田三成軍と戦った成田氏の居城『忍城(おしじょう)』での攻防を描いたこの作品。
戦国時代の『水攻め』と言う特殊な戦を描いているだけに、撮影には広大なロケ地が必要になることがわかります。
あの空気感はチョッと独特 映画『闇金ウシジマくん』 [映画ロケ地紹介]
監督 山口雅俊
脚本 福間正浩
出演 山田孝之 大島優子 林遣都
真鍋昌平のマンガ『闇金ウシジマくん』。ドラマに続いての映画化です。
話の中心は渋谷ですので、宮下公園や道玄坂、センター街などが映りはしますが、やはり『闇金』の映画。全体に漂う空気感は渋谷のロケでは出てきません。
やはりこの映画の雰囲気をかもし出しているのは、メインとなる大島優子の住む団地の雰囲気。
埼玉県の大宮市にある砂団地でロケが行われたようで、大宮西口駅前や東大宮駅近辺などでもロケも含め、独特の色合いを画面ににじませてくれています。
そうそう、ラストの市原隼人と大島優子が自転車で二人乗りして渡る陸橋。
やはり、あれも大宮だそうです。
数年先の東京はこんな感じになるのでしょうか… 映画『プラチナデータ』 [映画ロケ地紹介]
監督 大友啓史
脚本 浜田秀哉
出演 二宮和也 豊川悦司 松雪泰子
原作は東野圭吾のミステリー小説。
まさにといえる東野圭吾テイストのストリーです。
この作品、二宮和也が逃走するということで、いろんな場所でロケが行われていますが、設定が近い将来ということから、おしゃれというわけではないけれど、チョッと特徴を持った場所を逃げ回っています。
ロケ地が観光名所である必要が無いということが実感できます 映画『バッテリー』 [映画ロケ地紹介]
監督 滝田洋二郎
脚本 森下直
出演 林遣都 山田健太 天海祐希 岸谷五朗 萩原聖人
全編岡山でロケが行われたこの作品は、誰もが思い描く『ふるさと』を絵にしたような風景が満載の作品。
ベストセラーでアイドル映画。 日本の映画作りの王道ですね [映画ロケ地紹介]
監督 田中誠
脚本 岩崎夏海
出演 前田敦子 瀬戸康史 峯岸みなみ 川口春奈 大泉洋
大ベストセラーの映画化ですので、作品の内容はほとんどの方がご存知かと思いますが、この映画化で一番のポイントは、脚本を原作者の岩崎夏海氏が担当していること。
原作者自らが脚本を書いたら、誰からも文句は来ませんね。
高校野球を描いた作品ですから、ロケの基本は野球のシーン。
舞台となる野球部のある『程久保高校』ロケは、茨城県高萩市の旧・茨城県立高萩工業高等学校で行われ、一部、茨城県立江戸崎総合高等学校も使われています。
野球部の試合のシーンで使われたのは、鴻巣フラワースタジアム(埼玉県)
埼玉県鴻巣市にある鴻巣上谷総合公園にある野球場で、野球場、多目的グランド、テニスコート(10面)、サッカー場が設備されているという、なかなか立派な総合公園にあるらしく、別名『フラワースタジアム』とも呼ばれているそうです。
しかし、この映画で一番印象的なのは、実はドラッカーの本を手に入れる本屋さんではないでしょうか。
撮影が行われたのは、西東京市にある『保谷書店』で、このシーンで石塚英彦が着ていた書店のロゴの入ったエプロンは、書店の方が実際に来ているエプロンだったとか。
撮影後にはドラッカーともしドラの特設コーナーが設置され、石塚英彦、青木さやか、前田敦子のサインが飾られていたそうです。
ただ、この保谷書店さん。昨年の8月に閉店となり、今は『シロノワール』で有名なコメダ珈琲になっています。
途中で挿入される眺めが印象的 『真夏のオリオン』 [映画ロケ地紹介]
真夏のオリオン [DVD]
監督 篠原哲雄
脚本 長谷川康夫
出演 玉木宏 北川景子 堂珍嘉邦
太平洋戦争末期、米海軍駆逐艦と日本海軍の潜水艦との息詰まる戦いを描いた作品。
もちろん海戦のシーンにはロケ地は存在しませんが、主人公達の人生を描くシーンでは、豊かな自然や昭和初期を彩る建物が出てきます。